“啊,哈斯塔尔先生来了吗?」
说着,向这边挥手的是像熊一样的巨汉。
另外还有八个人,可以看到人影。
“你好,确实是塞帕尔先生吧。”
“你不跟我打招呼吗,栋梁”
如才还招呼的师傅。被忽略的古斯特先生有点不贞腐烂。
然后几个人注意到了这里,靠近了过来。其中也有武装的人。
“……嗯。”
想起那个冒险者,人……眼睛转动……我的腿因寒冷而颤抖……
“古斯特不只是在看吗?那么,那边小的是谁?」
“我的弟子说尤里。看起来这样也很厉害。”
“哈哈!如果是哈斯塔尔先生的认证的话就不能期待了!」
塞帕尔先生走到我面前,伸出手来。是在寻求握手吧。
“嗯……快!」
我终于忍不住了,甩开手,跑到路边――
“真糟糕!」
盛大呕吐了。
“怎么回事?」
包含从背后发呆的不快感的声音。
“对不起,过去发生了很多事情,尤里很害怕人。我也终于习惯了……」
“和我搭话之前,花了三年时间呢。还不让我碰。”
听到了师傅道歉的声音和古斯特先生的跟踪。
“等我一会儿。看看情况。”
来到这里的师傅的脚步声。真糟糕,会生气吗?
事先说自己来,这种丑态也许没办法。
近づく足音に顔を上げず対応する。
「師匠、すみません。もうちょっとで持ち直しますから……」
「慌てなくていい。私が無理に連れてきたのだからな」
気を使ったのか、師匠は優しく背中をさすってくれます。
口元に水筒を寄せ、飲むように促してくれました。
「ほら、飲めるか?レモンを少し絞ってあるから、スッキリするぞ?」
水筒を持つ師匠の手に自分の手を添え、恐る恐る水を口にします。
幸い吐き戻すような事はなく、何度か口を濯いで、一口飲み干しました。
「……ふぅ。ありがとうございます、師匠」
軽く深呼吸して師匠の腰の当たりに抱きつきます。
――大丈夫、師匠が一緒にいてくれる。心配ない。怖いことなんて、なにも無い。
「よしっ!もう大丈夫です、師匠。すこしビックリしただけです」
「本当に無理はするなよ?」
本当に大丈夫ですよ、師匠がいれば怖いものなんてありませんもの。
「すみません、わたしが弟子のユーリです。ご不快な物をお見せしました」
ゼパルさん他の村人さんに丁重に謝罪をして見せます。ただしフードは取りませんが。
「ユーリは少々外見に問題があってね。この姿のままで失礼させてもらうよ」
「そりゃあ構わないが、どう見ても子供だろう?それとも小人族か?」
「…………宗教上の理由だ」
師匠、その言い訳は無理があります。
「一種の呪いです。見ると碌な事が起きませんが……見たいですか?」
「うげ、マジかよ!?」
声を上げたのは、ゼパルさんの側にいた武装したお兄さん。
そちらに目をやると、慌てて自己紹介してくれます。呪われるとでも思われたんでしょうか?
「あ、俺は村の警備を担当してる、カイムってものだ、よろしく頼むよ」
恐る恐る、と言う風情で手を差し伸べるカイムさん。
わたしはその手を無視して頭を下げます。
「はじめまして、ユーリです。触れても問題は無いのですが、握手はやめた方がいいですね。お互いの精神的に?」
「は、はは。そう言ってくれると助かる」
「で、橋の具合はどんなものだ?」
「ああ、わりと派手に崩落してる。久しぶりのドカ雪だったからな。橋脚の方が持たなかったんだろう」
「となると、根元から作り直しか……」
ゼパルさんの見立てに、修復案を考える師匠。実際に目にするべく川沿いに歩いていきます。
わたしも師匠のローブの端を掴まえて、引っ付いていきました。
「なあ、あれ……」
「ね、どう見てもそうでしょう?」
「ハスタールさん、気付いてないのかい?」
「それどころか、ユーリちゃんも気付いてないみたいでねぇ」
「でも呪い持ちなんでしょ?」
「呪いってわけじゃないのさ。色々都合があるのは確かだけどね。カイム君、彼女を敬遠してると、後悔するよ?」
「グスターさんは顔見たことあるんで?」
「もちろん、すっごく驚かされたね!」
背後で和やかな会話が聞こえますが、今は無視です。
橋桁は根元から腐ってくの字にへし折れ、橋の左半分が崩れ落ちていました。
「これは酷いな。今後の事も考えると、石造りにした方がいいか?」
「でも地震とかに弱くなりますよ?復元力を考えると木の方が安定はします」
「地震?地面が揺れるはずないだろう」
「なるほど、ここは揺れない地方なんですねぇ」
日本は世界でも有数の地震大国でしたから。震度四位だと、笑いながらSNSに地震報告してくるくらい?
留学生の人とか、震度三でも本気でビビッてたのも懐かしい思い出です。
「地面が揺れないなら、頑丈な石組みの方が長持ちしますね。いっそ頑強でも付与しておきますか?」
「すっげー無駄遣いだな。手軽にできるならそれでも構わんが」
「ちょっと試したいことがあるので、挑戦してもらえると助かります」
「……爆発させるなよ?」
「しませんよ!」
なんですか、人をすぐ発火するみたいに!
わたしは穏和で有名な日本人ですよ。今はそうは見えませんけど。
「棟梁、橋は今後のことを考えて、石造りで作りたいと思うんだが、材料はあるかな?」
「石か?さすがにでけぇのは積んで来てねぇなぁ」
「どんなの持ってきてる?」
「補強用の粘土とかだが……量はねぇぞ」
粘土ですか……焼き固めれば結構硬く出来ますが。
「橋にするには量が少ないですね。この辺で石を切り出せる場所とかありますか?」
「俺ぁ、あんまりこの辺に詳しくねーんだ」
わたしの問いに済まなそうな顔で返答するゼパルさん。知らないものは仕方ないので構いません。
「となると遠方から石を切り出して……いや結局頑強を付与しちゃうなら、別に構いませんか?」
「魔術で強化するにしても、基礎の形は必要だぞ」
「師匠、土壁で一気に形だけでっち上げられませんか?」
「可能だが……水の勢いが結構あるからな」
「うーん……じゃあ、まずあそことあそこに、くの字の壁を立てて、水の流れを遮りましょう。水避けの壁が崩れる前に橋脚を立てて、粘土で表面を焼き固めます」
拾った木の枝で地面に簡単な設計図を書くわたし。
師匠が覆いかぶさる様に地面を覗き込んでますが……あれ、なんかドキドキしてきました?
「さ、先に橋脚を立ててしまえば、あとは木を使ってベースを作り、土で固めてしまいます。その後まとめて強化しちゃいましょう」
「大規模だな……やれるか?」
「余裕です!」
エヘン、と胸を張って言いますよ?魔力の強さは自慢ですから。
「なら水避けはユーリが作って、私が橋脚を作ろう。ユーリは予備構築ができるから、壁が崩れてもすぐ持ち直せるだろう」
「あー、そうですね。では水避けの壁はわたしが。その間に師匠は橋脚を作ってもらい、出来た物をわたしが焼き固め頑強を施します」
師匠と一緒に橋の設計を検討します。
後は頑強の構築手順を少々変更して――
結果として、橋はたった一時間で完成しました。
手順に(珍しく)ミスはなく、あっという間に成形し、焼き固め、橋脚を完成させました。
残りは念力の魔術で木材を組み合わせ、組んだ木材を芯に土壁で橋を掛け終え、頑強の魔術を橋全体に付与しました。
付与は本来、手作業で魔法陣を組むのですが、わたしは魔術で頑強の陣を描き、火の魔術で焼き込むことで、大きな橋全体を一気に覆ったのです。
最后填充魔力完成。
这个时候,活用尺寸的大小,注入了五成左右的魔力。
“怎么样,师傅!百年有啊,这座桥。”
为了改过自新,他展示了他的脸。
“什么?……确实,正因为哈斯塔尔先生很自豪,所以不要吨示威。”
“我们是为了什么来这里的来着?」
“因为挂着顽强,所以我想这样也没关系,但是为了不让魔法阵消失,用木头覆盖桥的表面的话,可能还有一点。”
“一百多年?不,如果是尤里的话也不是不能,但是乱七八糟啊”
我一边躲在流着冷汗的师傅身后,一边向塞帕尔先生们说明。
“啊,要把树铺上代替靠垫吗?那也许不错。”
“那就由我们来做吧。话说,请让我做,我没有立场”
大家站在桥上,一边蹦蹦跳跳一边确认强度。
从旁边看的话是很愉快的景象。
“因为是把周边的土挖出来做的,所以这一带的河幅有点粗了。……嗯,这么坚固的桥应该没问题吧。”
“但是不愧是这样,这么简单,就能一口气建造这么多的桥。国家是想要的。”
啊,确实。说到河就是防卫据点之一。那条河如果有两个魔术师的话,军队就能轻易渡过了。
我们不是一种战略武器吗?
“嗯,这座桥的构造很好吗?以后会很麻烦的。”
“啊,是的。我不会告诉任何人的。哈斯塔尔先生不在的话,我们也会很困扰的。”
总觉得发现了危险事实的我们浮现出干燥的笑声,突然感觉听到了像狗的叫声一样的东西。
用魔术扭曲声音方向眼前的空气,制作简易望远镜。
于是,在那之前……
“师傅,那边有人被狼袭击了!」
说得太快了,我为了强化身体跳下了桥,跑了出去。
另外,日后这座桥被命名为哈斯塔尔大桥,真的拥有了一百多年。