15话: 1章弟弟分出来了!

作者:荣耀有你 更新时间:2022/10/13 22:38:57 字数:1646

我是背着亚历克回家的师傅,和骑马跟在后面的我。

塞帕尔先生和古斯特先生正在完成桥梁,所以让我先回去了。

治愈药水有效,出血已经停止了,但在我赶到之前,应该已经失去了相当多的血。

而且还尝了很多剧痛吧,现在还没有醒来的迹象。

尽管如此。

“那里是我的座位,新来的……」

不由得发牢骚,这就是不可抗力吧。

先把亚历克躺在我房间的卧铺上,看一夜的情况。

――为什么是我的卧铺?

因为我从那以后和师傅在睡觉,所以这里的卧铺完全没用,是最漂亮的!

在侧面桌子上配置水桶,为发热准备退烧药。

脱下衣服,擦拭污垢……嗯,这个让师傅做了。

在额头上放上冰镇的布,是啊,在水桶里也放点冰吗?

在水的一部分上轻轻地施加冰冻的魔术,降低水温。

因为口渴不行,所以也准备水瓶吧。浸泡退烧药的药草叶,在消除苦味时加入苹果汁。

“这样没问题吧?」

有意义地做好准备的我。注意到的时候,师傅露出了微笑的表情看着这边。

“什么师傅,那个表情是?」

“不,就像照顾生病的哥哥,喜欢照顾的妹妹一样。”

“据我所知,亚历君十二岁,比我小。」

“即使因为外表而被挺起胸膛……」

师傅看着头上缠着三角巾,戴着供餐值班时那种感觉的围裙的我,苦笑着。真失礼啊。

“嗯……嗯……啊,是吗?这里,是……?」

可能是因为在枕边吵闹的原因吧,亚历克好像醒了。

“啊,你醒了吗?」

“身体状况怎么样?哪里有疼痛的地方吗?」

んふふ、関心無さそうな振りしてましたが、師匠も心配だったんですねぇ。立て続けの質問でバレバレですよ?

「ユーリ、そのニンマリした顔をヤメロ」

「んん~、なんだかんだ言って師匠も心配だったんですねぇ」

「当たり前だろう、私が治療したんだから責任がある」

「ち、りょ……う?」

その単語に、気絶する前の惨状を思い浮かべたのでしょう。

アレクくんは、自分の左手を見て……その存在しない左手を、呆然と眺め――

「あ、ああ……ああぁ……うわあああぁぁぁっああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

突然、闇雲に暴れだしたのでした。

「おい、落ち着け!くそ、パニック症状か」

「ひっ、し、師匠――なん、とか、うひゃ!?」

「仕方ない」

ドズン、とボディ一発。

枕を投げつけ、毛布を振り回し、足をばたつかせ、思うままに暴れるアレクくんに──師匠は唐突に腹パンくれやがったのです。

横隔膜に的確に突き刺さった拳に呼吸を止められ、顔を真っ青にして寝台から崩れ落ちるアレクくん。

「……師匠?」

「あー、仕方ないじゃないか?落ち着かせないと、何もできんし」

その、あまりにも身も蓋もない対処に、珍しく非難を視線を師匠に投げかけてしまいました。

冷静に反論してるようですが、少々目が泳いでますよ?

「とりあえず、鎮静効果のあるお香でも焚いておくか……」

「また暴れたら困りますしね。取ってきますから、師匠はアレクくんを寝台に戻しておいてください」

わたしは触れませんしね。

「目が覚めたか?今度は暴れるなよ」

薄く目を開いたアレクくんに、いつもより重厚な声で問いかける師匠。

アレクくんはその声に答えず、左手を顔の前にかざし――

「夢じゃなかったんだ……」

「ああ、残念だがその腕は私の手に負えん」

「父ちゃんと母ちゃんは?」

「そっちも、まあその……残念だ」

何かを達観したかのように、静かに話すアレクくん。

あの口調はなんとなく記憶があります。捨て鉢になって自棄になった時の声です。

わたしは静かに部屋を出て、地下の保管庫に向かいます。

濃い目のお茶を淹れ、『目的の物』をそれに溶かして部屋に戻る。

「喉が渇いたでしょうから、お茶を入れました。熱いのでゆっくり飲んでください」

「ああ、すまないな。少し喉が渇いたところだった」

ぐびぐび

「あぁぁぁあああぁぁぁぁ!!?」

「ん、なんだ?」

なんで師匠が飲むですかー!

マズイです。く、薬が聞く前に連れ出さないと!

「そ、そうです師匠!少しお話したいことがあるので、こっちに来てください!」

「ぐぇ……わかったから、そう引っ張るな」

師匠の襟首を締め上げるように引っ張り、部屋から連れ出します。

ギリギリ、師匠の部屋に入った所で薬が効いたようで……

「ぐー……すー……」

部屋に入るなり倒れこんだ師匠は、今穏やかな寝息を立ててます。床で。

「この人は、地味に食い意地が張ってやがりますね。ほんとうに、もう」

このまま放置するのは、さすがに弟子の沽券に関わるので、寝台まで運びましょう。

「ぐ、ぐぬぬぬ……」

前も言いましたが師匠がガタイがいいです。なのでわたしが運ぶとなると背負うしかない訳で……

足を引き摺りながら、何とか寝台の傍まで辿りつき──

「ぶみゃっ!?」

足を滑らせ転倒、そのまま師匠に押し潰されました。

重い!熱い!息が首筋に!あ、でもこのまま眠っちゃうのもいいかも……じゃなくて!

「あ、ちょ、師匠、ちょっとどいて……重いです、からっ!」

「おまえら、なにヤってんだ……?」

師匠と寝台に挟まれながらじたじたギシギシと暴れていると、呆れたような声が背後からかかりました。

さっき倒れたとき盛大に音が立ちましたし、心配になって様子を見に来てくれたのでしょうか?いい子ですね。

「あ、アレクくん、ちょっと手伝ってくださ……あひゃ」

「そういうのって三人でやるものじゃないって聞いたんだけど?」

「あ、え?ち、違くて!そうじゃなくて!」

首元に掛かる寝息に変な声を上げたせいでしょうか、なにやらおかしな勘違いをされたようです。

「まあ、俺は大人しく寝てるから、ごゆっくり……?」

「違うのー、本当に違うのー!」

身体強化で運べばよかったです。

「師匠、逆さ吊りは無いと思います」

「やかましい」

「お前ら、実は道化師かなんかだろ?」

結局アレクくんに助け出してもらい、師匠を解毒したわたしは、部屋の梁から逆さに吊るされました。

「まあ、あのバカのことは置いておくとして」

「置いておかないでください」

「黙れ」

「はい」

「大体、なんであんな真似をした?」

「アレクくんが切羽詰ってるようでしたので、とりあえず睡眠薬で眠らせて、落ち着く時間を稼ごうかと」

「眠らせてどうにかなるものでもあるまい」

「ありますよ?時間は万能の特効薬です。少し間を置くだけでもマシになることはあります。もちろんその逆もありますけど」

過去の経験ですけどね。

わたしの場合は逆で、間を置いたら加速度的に状況が悪化しましたけど。

いやむしろ、被害者のそばにホイホイ近付いたわたしの自業自得とも言えますが。

気も狂わんばかりの土の中であっても、時間を置けばある程度は落ち着けたのです。状況は改善されませんでしたけど。

「まあ、それはいい。で、だ。アレク君で良かったかな?」

「あ、はい。アレク=バーンズです」

「私はハスタール=アルバイン。アレは弟子のユーリだ」

「ユーリです、姓はありません。ところで師匠。メガネが落ちそうです。ヤバイです」

「………………」

「な、なぜ水袋を持って来るですか……もがっ!?」

「暂时这样做吧」

“眼睛!看不见!?」

被师傅从头上盖上袋子,什么都看不见了。

“就这样,亚历克。关于你的今后。”

“是的。如果没有爸爸和妈妈的话……」

“关于那件事,姑且先用马来巴……啊,在山脚的村子里找了父母。”

“是吗?谢谢你。”

你很快就察觉到情况了吗?聪明的孩子啊。

“也不能放任不管。还有其他的。”

“还有什么?」

“这是你的礼物”

“我,不,给我礼物?」

“根据尤里的观点,好像有双手剑。”

“双手剑?这个,用手?」

讽刺地喃喃自语,凝视自己的手 (因为看不见大概) 亚历克。

“事到如今”

“嗯,你会这么想的吧。但是,命运总是事到如今。我也诅咒过几次哦。”

“那时,如果我有那种力量的话……」

“过去不能改变。但是我们可以为未来做好准备。亚历,你现在不想学剑吗?」

“不行啊,那个没有意义吧。因为没有胳膊。”

像绝望了一样嘟着的亚历克。对于拥有双手剑的礼物来说是致命的吧。

“并不是双手消失了吧。也不是说没有礼物就不能挥舞剑”

“用一只手就能使用剑吗?单手剑的话,礼物的效果是不会出现的。”

“大部分士兵都没有礼物。当然我也是。但是可以处理剑。如果你愿意的话,即使只是基础的部分也能告诉你。”

“你能做到吗?」

“为了赶走野狗,应该能做到吧。”

“要保护吗?」

“……这取决于你。”

谁?不听的师傅。是指没能保护的 “谁” 吗?

“拜托,做!」

这样我就有了弟弟。

另外,在两个男人的对话中,我是空气……啊,鼻血……

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